巽の間掲示板



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165件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。


[165] 鞘師さんから連絡がありました

投稿者: 管理人 投稿日:2018年 7月12日(木)13時04分54秒 ext-ume.takara-univ.ac.jp  通報   返信・引用

 昨年の夏に依頼した大小をこれから取り掛かると電話がありました。大刀は天正七年の裏年紀のある彦左衛門尉祐定。牛と梅の縁頭、目貫は三番叟、鍔は梅の透かし、小柄・笄は松竹梅です。
 天神信仰にちなんだものですが、目貫まで牛や梅を持ってくるとくどくなると思ったので、五穀豊穣を祈る三番叟にしました。

 そう考えると脇差の金具も梅や牛では大小でくどくなります。
そこで、近江守忠綱の弟子で吉綱の脇差には菊の図の金具を用い、小柄も菊に竹の棒の図のものをつけました。
 菅原道真の漢詩と陶淵明の作品の関連性を指摘する論文もあることから、この小柄で
陶淵明作「飲酒」の

 盧を結びて人境にあり  而も車馬の喧(かまびす)しきなし
 君に問う何ぞ能く爾るやと 心遠ければ地も自ずから偏なり
 菊を采る東籬の下  悠然として南山を見る
 山気に日夕に佳く 飛鳥相い与に還る
 此の中に真意あり 辨全と欲して已に言を忘る

を連想して欲しいと思いました。
先ず、一見して脇差は菊の図で統一が取れていると思います。

 で、大刀との関係というとやはり天神信仰で通じるものがあると思い、菊にしました。
「残菊」という言葉があり、中国では九月九日=重陽の節句を過ぎた菊で、「見るべき価値のないもの」とされているようです。
 同じ言葉を使っても『菅家文章』において残菊は「重陽を過ぎても見るべき価値があるもの」という意味合いで使われている、とのこと。
 時代は下がりますが『徒然草』にも「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」とあります。これに通じる感性ではないでしょうか。
 ですから、大刀で天神信仰と見て、脇差の菊を見たとき、天神信仰に一定の知識を持つ人は『菅家文章』における「残菊」を思い出し、菅原道真の純粋な日本的感性=「やまとだましい」を感じてもらえるのではないかと思っています。




[164] 拵の面白さ

投稿者: 管理人 投稿日:2018年 7月 9日(月)12時10分56秒 ext-ume.takara-univ.ac.jp  通報   返信・引用

 大小拵、楽しみですね。塗りは返角の下、若葉がやはり急所のようです。あとは鯉口や小尻の直線ですけれど、居合刀のものは、特に黒呂の場合はあまり感心しないものが多いように思います。
 兼永は最初オリジナルで作ったのですが、それでも段差が出来ていたのでもう二度とそこには出さない事にしました。塗は上手だったのですが、鞘下地が太すぎたらどうしようもありません。
 大小はやはり同時に作るのが良いようです。大だけ、小だけを作る場合でも取り合わせる刀を預けておいて大小のバランスを見ながら鞘師さんに仕事をしてもらわないとあまり良い事にはならないようですね。
 大小同作で反りもつりあうように出来ているものなら良いのでしょうが、中々そうは参りません。
 用いるも者の都合や好みにより大小の反りが違うのはむしろ普通だと思います。
それをどうあわせるかですね。職人さんの腕の見せ所です。
今の時代なら「刀かけにかけたときの美しさ」だけでよいのでしょうが、実用の時代は「腰に差したときの美しさ」ということもあったと思います。
 大小拵というのは茶室のしつらえ、道具の取り合わせにも似て面白いものだと思います。
更に言えば茶会の道具の取り合わせは一度限りで消えてしまうものですが、大小は残ります。
 そして、作りたてのときの美しさもあれば十年佩用したときの美しさもあるところが面白い所だと思います。



[163] そうですねぇ・・・

投稿者: 月本 投稿日:2018年 7月 8日(日)23時36分39秒 pl4044.ag5354.nttpc.ne.jp  通報   返信・引用

 お陰様で私の方は無事でした。

 合鞘のこと。そうですねぇ、やはり難しいでしょうねぇ。鞘と大きさの合う縁を探してきて柄を作り、兼永にもう一つ拵を作るのが良いのかもしれません。

 今、四寸六分の鵜首造の短刀を鎺と白鞘に出しています。尻懸肌のように見えるので実用品というよりは仏像に持たせていたものかなぁと思っています。
これに合口拵をつけたいなぁと思っています。嫁入り短刀みたいな感じではなく、金具は用いず、すべて角で作り、黒呂塗で仕上げたいと思っています。目貫もなしで栗形は粘土をきゅっと指でつまんだような感じの細長い角で、鵐目を入れないことを前提で作られたものがよいかなぁと思っています。



[162] 拵えのこと

投稿者: 美濃 投稿日:2018年 7月 7日(土)13時58分47秒 sp49-98-53-130.mse.spmode.ne.jp  通報   返信・引用

京都では、記録的な大雨により特別警報が出されている状況ですが、ご無事でしょうか?こちらもかなりの雨が降りました。被害も出ているようです。
岡山県にも特別警報が出ていましたが、丁度その前日に瀬戸内市の備前長船刀剣博物館で開催中の古今東西刀匠職方列伝2という催しを見に行きました。
平日でしかも天気も悪かったので、お客さんもほとんどおらず、じっくり観賞できました。
一番気に入ったのは友成の太刀です。健全無傷で良く詰んだ地金に乱れ映りが立ち、銘も鮮明で本当に名刀です。また、来国俊を磨り上げた脇差し、こちらも地金が抜群で山城物の美的を良く表しています。新刀では水田国重の刀がとても上手いと思いました。地景が入り、まるで古刀の則重を見るような刀です。
他には拵えなども一緒に展示されていて、大変見ごたえのある展示です。

合い鞘ですか。実は政光の鞘も刀屋さんが探してくれた合い鞘でして、以前こちらでも書いたように栗型と小尻、返り角が外されていましたが仕上がって手元にきました。
見ると栗型と小尻は綺麗に補修され、外された跡はほとんど分からなくなっていましたが、惜しいことに返り角は取り付け箇所の塗りがやや雑でした。
この鞘の補修も刀屋さんが好意でしてくれたので、手直しを要求することは控え、今回訪れた長船博物館内の工房の塗師の方に見ていただくと、もう少し綺麗にできるという事なのでその方にお願いしました。
さて、平造りの鞘の中を拡げて合わせるという手法、無くはないのでしょうが、相当に難しいでしょうね。
鞘の中を削るには特殊なカンナを使用するのですが、もともと僅かな調整でも合わせながら削るというのは困難である上に形状が異なるとなればなお困難でしょうね。それなら新しく作った方が、となるような気がします。
それにしても、鯉口とずれていたとは、嫌なものですね。やはり合わせで拵えを、というのはなかなか上手くいかないのでしょうか。
これから政光の金具を探して作っていこうと思うのにもしそうなったら困ります。
やはり大小拵えにしたいので、小刀の方も同じように黒呂塗りにするのですが、刀身が短いので、鞘だけは二寸ほど長くしようと思います。盛光はほとんど反りが無いので、合わせ鞘が刀より見つけやすそうなので、もしかしたらこちらも合わせ鞘を探すかもしれません。
鞘師さんからは金具が揃った段階で柄を合わせる方が失敗が少ないとアドレスされたので、政光の合わせ鞘はともかく、盛光の小刀の方は金具を取り揃えてから考えようと思います。



[161] 合鞘

投稿者: 管理人 投稿日:2018年 6月26日(火)14時52分26秒 ext-zuka.takara-univ.ac.jp  通報   返信・引用

 合せ鞘というとぴったりに近いものもありますが、大抵ぶかぶかな感じですね。居合刀の場合それで充分ですが・・・。
 鞘の塗りはちゃんと出来ていたのですが拵下地がなってなくて、縁より鯉口が上下に1ミリずつくらいはみ出す仕上がりで帰ってきたので腹が立ち、他の職人さんに一から作りなおしてもらった短刀拵があります。
 その鞘で稽古用の短刀拵を作ってもらおうと思うのですが、鵜首造の短刀が入っていたため普通の平身の短刀は入りません。
 こういうの、中を広げて合鞘にしてもらうことができないかなぁと思っています。
 昔の人はものを大切にして古い鞘を利用したせいか博物館の所蔵品などでも「鞘は合せとおもわれる」などというものがありますね。
 今、この短刀の鞘の転用にとても興味があります。私は本当に拵が好きだなぁと思います。まぁ、一振りの刀に二つ拵があってもよいのですけれど。
 縁は赤銅魚子地に獅子の容彫、目貫は古金工と思われる獅子、鍔は赤銅磨地の短刀鍔か赤銅覆輪をかけた山銅の短刀鍔があり、小柄は後藤の獅子。縁の形は鞘にぴったり合うので、角掛巻で柄は行けると思います。
 さすがに来は稽古用には出来ませんけれど、末関か末備前、あるいは末三原などの無銘で直刃のものなど仕込むことができたらそこそこ楽しめる拵になるのでは無いかと思っています。
 問題は中を広げて合鞘なんてことが出来るのかなぁというところだと思います。



[160] お見舞いありがとうございました

投稿者: 管理人 投稿日:2018年 6月19日(火)09時02分44秒 ext-zuka.takara-univ.ac.jp  通報   返信・引用

 昨日の地震で京都も揺れたことから皆様よりお見舞いのメールや電話を頂きました。
ありがとう御座いました。

 帰れそうになかったのでタクシーで帰ろうかと思ったら皆考える事は同じで、全くつかまらず、結局電車を乗り継いで四時間ほどかけて帰ってきました。
通常の二倍ですね。
 遅くなったし、食事の用意もしてあったのですが、学生時代から通っているお店に晩御飯を食べに行ってまいりました。
明石の蛸を蛸の肝臓で作ったものに付けて食べるのがおいしかったです。色合いから蟹味噌かとおもったので聞いて驚きました。

 こんな日は、と思っていったら案の定貸切状態でしたので行っておいてよかったと思います。折角は朝早く仕入れるので地震のころはもうお店にあったのだろうなぁと思います。
月曜日と言うことで量は調整しておられたでしょうけれどね。

 平日なので酒は二合だけにして主として食事を楽しんで参りました。



[159] 脇差の寸法

投稿者: 管理人 投稿日:2018年 6月19日(火)08時51分35秒 ext-zuka.takara-univ.ac.jp  通報   返信・引用

 お稽古に使っていたのは一尺三寸です。拵はついていましたが、惜しいのでカシュー塗の稽古用の拵をつくりました。
 ただ、研師さんに見せると「平安城系ではないか。稽古に使うには惜しい」と言われ、困っています。
 仕方がないので刀屋さんから頂いた一尺七寸五分(「豊後住藤原」以下切・保存=統行)を使っています。
 これは数箇所深い朽ち込みがあり、鑑賞には適さないのですけれど、実用には充分耐える状態ですので。
 ただ、やはり面白くない。私は「殿上闇討」の際に忠盛が用いた一尺三寸(実は木刀)位の刀が好きです。
 稽古用にと思って九寸五分を買いました。伝書に三尺三寸を以て九寸五分に勝つ云々というくだりがあったと思います。柄口六寸のくだりです。
短いものがすきだし、九寸五分なら、その説明にも使えるので無銘の中心に朽ち込みのあるものを求め、研ぎに出したのですがこれが「宇多ではないか」と言われ、次に別のものを買って出したら「来ではないか」と言われ、仕方がないのでまた別のものを買ったら「当麻ではないか」といわれ、日刀保に送ったら結局、宇多・来国長・海部で鑑定がつき、当麻ではありませんでしたけれど「結局全部使えへんやんか~」となり、一尺七寸五分を使っています。
 私は大刀が長いので脇差まで長くすると重いというのもありますけれど、やはり短いものがお稽古には向いていると思います。
 脇差の短いものや短刀はその短さゆえに扱いが難しく、特に納刀は難しいのですが、実は普通の長さの刀ではなく、長い刀の納め方のコツと同じだったりしてそれはそれで面白いですね。
 今度脇差の早抜きを見せて欲しいといわれています。やりますけれど、長い刀と違ってそんなに早くは抜けないので早抜きにならないのですけれど・・・。
勿論、上手な人がやればそんなことは無いのですけれどね。
 先日はバスで寝過ごすなどして結局はいつもより遅くについてしまい、脇差の稽古をする時間がありませんでした。暇乞いになぜ、お辞儀の仕方が三種類あるのかというような話や脇差だけで座っているときに手をとりにこられたときにどうするかというような話だけで終わってしまいました。
 やはり葬儀から四十九日、またその後もいろいろあって疲れているのだと思います。

 何日かのんびり寝ていたいなぁと思っています。



[158] 陰陽

投稿者: 美濃 投稿日:2018年 6月17日(日)14時09分54秒 pb6aa2496.ehimnt01.ap.so-net.ne.jp  通報   返信・引用

脇差での居合ですか。
実は私も長年稽古してみたいと思っていますが、通常の長さでもろくに抜けないのに、脇差などまだまだ無理だと思っています。
参考までにお聞きしたのですが、月本さんはどの位の長さの脇差でお稽古をなさるのでしょうか?
以前お稽古を拝見したときはかなり短い小脇差だったと記憶していますが…

ある刀屋さんで菖蒲造りの美濃古刀在銘で1尺3寸を切る位の白鞘入り脇差が安く、ちょっとした鍔並みの金額で売られていました。出来はまあまあで大肌で僅かにあるものの、大きな傷もなく、良い脇差でした。
また、同じく浜部系統の新々刀で津山藩工在銘、1尺2寸8分位の冠落としの脇差もありこちらも白鞘でしたが出来は非常によく、無傷で手持ちも良かったです。金額も上記の美濃古刀とほぼ同額でした。
コレクションしても良いような脇差でしたが、拵えがなく結局見送りましたけど、あれなどは拵えがあれば居合の稽古に買っても良かったかもしれません。
まぁもっと駄物の方が気兼ねなく使えるかもしれませんけど。

本日、盛光が約二年ぶりに帰ってまいりました。研ぎ上がりをみると刃紋は研ぎに出す前からかなり変わって見えます。備前刀なのに所々に飛び焼きもあり、まるで一文字を見るような刃紋です。
地金では以前は棒映りが見られましたが、今回の研ぎではまるで乱れ映りのように平地全体に白っぽくかかっています。
鍛えは確かに応永杢もありますが、全体的にもっとしっとりと詰んでいて、まるで鎌倉期の刀を見るようです。
改めてこんなに良い脇差だったんだなぁと見直しました。やはり研ぎは重要ですね。
これに大刀の無名政光を合わせるのですが、盛光に比して政光の刃紋はもっと穏やかで、直刃調の小丁子がややこずみ、所謂小反物のようにも見えます。
刀の大小は同じような刃紋で揃えるより「陰(直刃)」・「陽(乱刃)」を組み合わせる方が縁起良いと聞きましたので、丁度良いかなと思っています。



[157] 駄物の脇差

投稿者: 管理人 投稿日:2018年 6月16日(土)12時57分28秒 ext-ume.takara-univ.ac.jp  通報   返信・引用

 先日、「居合に使うつもりだったが左手に力が入らなくなったので」ということで一尺六寸程の脇差がオークションに出ているのを見かけました。
他の御流儀の事はわかりませんが、私の学んだ流儀でもやはり左手は重要です。脇差というと右手だけで操作するようにも見えますけれど、結局は大刀と変わりませんね。
 そういえば最近、とんと脇差を抜いていません。いえ、母の事があり、稽古自体が出来ていません。
 明日は久しぶりにお稽古なので、ちょっと時間を頂いて脇差のお稽古をさせてもらおうかなぁと思います。
脇差や短刀は扱いに長い刀と共通する部分がありますけれど、やはりそれとは違う緊張感があり、いわば「脂汗」みたいな濃度の高い汗をかくように思います。
 でもなぁ、今のうちからやっておかないと、
年をとって長い刀はもちろん二尺三寸くらいの刀を抜くのも大変になったら、やはり脇差というのがよいかなと思うようになってもそのころは身体が動かないわけですから。それから身体を脇差にならそうとしても大変ではないかと思います。
 そういう意味では三十代のとき脇差を少しやっておいて良かったなぁと思います。
脇差はいわゆる「葬斂指・そうれんざし」とか「道中指」などの町人が用いた駄物がありますし、無銘のもので傷があるようなものならお稽古に用いても良いと思います。
 観賞用としては行き場の無い刀ですけれど、脇差の居合をする人が増えれば少しは生きる場があるように思います。



[156] 近況報告

投稿者: 管理人 投稿日:2018年 6月 5日(火)09時41分36秒 ext-zuka.takara-univ.ac.jp  通報   返信・引用

皆様へ

 お蔭様をもちまして6月3日(日)母の四十九日法要並びに納骨式を済ませることができました。
ありがとう御座いました。

 また、納骨式と申せば6月2日(土)故・山内豊臣様の一年祭と納骨式が高知の筆山近くの天満宮と筆山で執り行われました。
 私は喪中なので天満宮には信頼できる方に名代で出ていただき、その後の直会に夫婦で出席いたしました。
その時はあまりお話する時間もありませんでしたが、4日(月)は奥様・ご子息と姫路城と好古園をご一緒し、思い出話など色々とお話しすることが出来ました。

 この週末・週明けは大変思い出深いものになりました。お稽古のことなど皆様にご迷惑をおかけしておりますので簡単では御座いますが近況をご報告致します。


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